トナカイニッキ。

関西ジャニーズJr. 林真鳥くんを応援するブログ。

信じるということ


何の気なしに見てただけだった。いつも通り、ベッドに転がってツイッターを見てただけだった。


ふと目に入ってきたのは、自担のプライベート写真だった。


私はよく、自担の名前で検索をかける。自担のことを知ってくれた方のツイートやステマツイート、さらには画像まで様々な情報が得られるからだ。

このときも同じだった。いい画像ないかな〜素敵なレポないかな〜と思って見てた。


まさか、そんな写真を見てしまうなんて思ってもみなかった。


みた瞬間はびっくりしたのが大きすぎて、あんまり何にも考えられなくて、ふわふわしてた。

だって今まで1番チケットが取れないグループを応援してきたからワイドショーでゴタゴタされるのには慣れてるし、彼はもっと遠くの人だったから。リアルに感じることなんてなかった。

後ろの子たちを応援してるってこんなにリアルなんだって思った。でもそれさえもリアルじゃなくて、もうよく分からなくなってふわふわした。


自担のそんな写真をみて、寧ろ、私は肯定的でもあった。素敵な人に囲まれて生きてるんだな、と思うと彼がアイドルとしてだけではなく一人間としても、充実した生活を送ってるのかと思えた。素晴らしいことだと思った。



でも、日が経つにつれて違和感を覚えるようになった。


彼のプライベート写真と同じような写真を有料のコンテンツで見たことがあったからだった。調べてみると、やっぱり同じ場所だった。


そっか、そういうことか。


大切な人と行った所の写真を、お金を払ってみてるファンしか見れない場所に載せるんだ。

急に風船がしぼんだようにしゅるしゅると気持ちが沈んだ。


本人がお仕事の一環として配信してるものを、オタクの私は必死で見ようとする。雑誌1カット、テレビ一瞬映るくらい、ブログ1回、全部全部応援したいからしっかり見てる。

もちろんプライベートを載せて欲しくないわけじゃない。美味しいご飯や素敵な景色、彼の日常で気に入ったものをオタクの私も知れる喜びは大きい。そのご飯屋さんに行ったり、同じ場所に行ったりしてその喜びを分かち合う。


でも、お仕事の一環として配信してるものが、プライベートの関わりのあるものだって知ってしまったらどうすればいいんだろう。

それによってしんどくなったらどうすればいいんだろう。


私は、あの写真をみてからもう有料サイトに掲載されていたお写真は見れなくなった。浮かれて行った同じ場所の同じアングルの写真も見れなくなった。


多分これはただの私の我儘で、私が勝手に悩んでるだけなんだろうし、アイドルを応援する立場としてステージ上のものだけを信じる姿勢でいるべきなんだろうけど、そんなのやっぱり気にしちゃうよ。

すっぱり忘れていつも通り応援できるほど強くないよ。


なによりも、プライベートとの関係性をきっちり分けてアイドルしてると思ってたから。だからこそ、しんどいんだよ。

そこだけは誰にも負けないくらいしっかりしてると思ってたよ。信じてたんだよ。


アイドルは、一人間であるけど、それ以上にアイドルなんだよ。「まあ人間だから仕方がないよね」の口実をすることを自ら捨てた人間なんだ。


そんな思いを抱えながらも、数日後 彼に会いに行った。いつも通り、大きく身体を動かして踊る姿はかっこよくてかわいくて、キラキラしてて、誰よりも輝いていた。スポットライトが当たらなくても、そこだけがひたすらに眩しかった。


ああこの人のことを応援したいと思えた。それはもう自然と生まれた感情だった。

一度好きになった人から離れるなんてそうそう出来ないもんだと思う。これからもずっと応援したいと思う。


でもね、あの写真をみたあの日から、どこかに一線を引いてる私はいるんだよ。あの時の揺らぎない信頼は、今は無い。


でも私は、自担に甘くて馬鹿なオタクだから、信じようとするしいつかどこかであの日のことなんて忘れて信じ切ってるかもしれない。


ただ、ただ忘れて欲しくないのは、あなたの行動や配慮ひとつで失うものもあるんだよってこと。

どうでもいいことで何かを失うくらいなら、あなたにはもっとしゃんと背筋のばして欲しい。かっこいいその背中をずっと見て行きたい。


やっぱり、いつだって信じていきたいから。